介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)
によって 藤田 英明
4.7 5つ星のうち(27人の読者)
介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)本ダウンロード - 内容紹介2025年には介護職が38万人も不足! あなたの親とあなたは介護を受けられるのか? 介護の未来を真剣討論! 近い将来、介護職が絶滅する? 介護職に就く人は年間22万人、しかし辞める人も20万人! 超高齢化と介護保険誕生という歴史に翻弄されてきた介護業界と介護の担い手たち。 どうすれば、介護職がやりがいを持ち、多くの人を惹きつける業界となれるのか? 語られてこなかった介護業界の課題と悩みとは、そして未来への処方箋とは? 政府で介護人材確保に奔走してきた元厚生労働省官僚と、 介護職から介護事業経営者へと上り詰めた気鋭の経営者が、 介護へのエールを込めて、真摯かつ大胆に語る。内容(「BOOK」データベースより)2025年、介護施設は外国人介護士ばかりになる?虐待されない安全な介護施設はどう探す?テクノロジーによって介護現場は変わるのか?介護業界の複雑な問題を解決するために、元厚生労働省官僚と介護事業者の革命児が提言!著者について武内和久 たけうち・かずひさ 1971年生まれ、福岡出身。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省。在英国日本国大使館一等書記官、厚生労働省大臣官房、厚生労働省医政局等を経て、福祉人材確保対策室長を最後に退官。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社アドバイザー(厚生労働省参与、東京大学非常勤講師等)等を歴任。共著書に『投資型医療』(2017年、小社刊)、『公平・無料・国営を貫く英国の医療改革』(2009年、集英社新書)、『2025年、高齢者が難民になる日』(2016年、日経プレミアム新書)など。 藤田英明 ふじた・ひであき 株式会社日本介護福祉グループ創業者。株式会社CARE PETS代表取締役(犬や猫の訪問介護・看護やペットシッターサービス)、株式会社けあらぶ代表取締役、医療法人杏林会八木病院理事、株式会社Caihome取締役(介護と学童保育の融合)、株式会社トリプルダブリュー顧問(排泄予知IoTの「Dfree」を開発)。明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業(専門は精神障害者支援)後、社会福祉法人の特別養護老人ホームに就職し介護職員兼生活相談員として着任。その後夜間対応型デイサービスで起業し、株式会社日本介護福祉グループを設立、全国850事業所を開設。内閣府規制改革会議に参画(介護・保育ワーキンググループ)。著書に『社会保障大国日本』(幻冬舎)がある。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)武内/和久 1971年生まれ。福岡出身。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省。在英国日本国大使館一等書記官、厚生労働省大臣官房、厚生労働省医政局等を経て、福祉人材確保対策室長を最後に退官。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社アドバイザー(厚生労働省参与、東京大学非常勤講師)等を歴任 藤田/英明 株式会社日本介護福祉グループ創業者。株式会社CARE PETS代表取締役(犬や猫の訪問介護・看護やペットシッターサービス)、株式会社けあらぶ代表取締役、医療法人杏林会八木病院理事、株式会社Caihome取締役(介護と学童保育の融合)、株式会社トリプルダブリュー顧問(排泄予知IoTの「Dfree」を開発)。明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業(専門は精神障害者支援)後、社会福祉法人の特別養護老人ホームに就職し介護職員兼生活相談員として着任。その後夜間対応型デイサービスで起業し、株式会社日本介護福祉グループを設立、全国850事業所を開設。内閣府規制改革会議に参画(介護・保育ワーキンググループ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)の詳細
本のタイトル : 介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)
作者 : 藤田 英明
ISBN-10 : 4799323571
発売日 : 2018/8/31
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 24.88 (現在のサーバー速度は22.89 Mbpsです
以下は、介護再編 介護職激減の危機をどう乗り越えるか (ディスカヴァー携書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
わたしは「母親ひとり親の医療の学校の受験・修学手助け」事業を行っている者です。医療の資格だけではなく、お隣というか、ペア(介護保険での入院制度もあります)とでもいうべき関係なので普段から介護事業に関心をもっています。注文するときにAmazonの評価をみました。すると、業界以外の人には大変好評で、業界の人には大変不評な本のようです。読んでみてなるほどと思いました。その理由はここでは孫子兵法でいう「魏を囲んで趙を救う」の計を論じているからです。「魏を囲んで趙を救う」とは「囲まれている城を救援するためには、援軍が囲んでいる敵軍と直接戦うより、敵の本拠地を攻めれば、敵軍と戦うことなく、敵軍は撤退する」という話です。介護業界をよりよくするためには、働いている人をすぐにどうするかよりも、業界のしくみにさわる方が先という考えです。確かにこれは援軍の作戦(政策)担当者からいえば100点満点の正解です。援軍は下手に攻囲軍と戦うと救援に失敗することもあります。確かに、現状で福祉予算をいくらつぎこんでも泥沼の中に消えてしまうでしょうね。しかし、前線で攻め立てられている隊長・兵隊からすれば、助けてもらいたいのは自分らで。敵の本拠をつけば敵軍は撤退するから援軍はやらん、それまで守っておれといわれても、実際、敵が引くまでは信用しないでしょう。これは上流と下流の立場の違いです。上流とは政策で誘導している側、下流とは実際に現場で働いている側。実際に上級官庁での仕事の仕方はこのようなものです。でも、現場も忘れていけないのは、現場が成り立つのは兵糧・弾薬(たま)が送られてくるから。中央官庁が動かなければ物はやってきません。戦に例えて話をしていますが、軍とは最も典型的な中央官庁です。よく、軍隊では名参謀がいて「寡兵よく敵をやぶる神算鬼謀」なんていうのが人気がありますが、軍参謀っていうのはそんな仕事をやるわけではありません。当然、どんな作戦をするかは軍中央で決め、現場の司令官は中央からの作戦方針にしたがい、作戦計画を決めます。でも、作戦というものは戦うのは最後の仕上げで、ほとんどは人をどう動かす。物をどう動かす。どう人の訓練をする、の類です。突き詰めれば、何月何日どの場所にどれだけの人、物を到着させる。その計画(書類)を作るのが参謀の仕事の90~95%です。同じ事を企業経営の訓練としてやっているのが、ビジネススクールです。お気づきの通り、作戦とは大企業の物流そのままです。だから、合衆国は大会社の重役から国防長官を任命することもしました。本書の事業を企業として当たり前に成り立たせるのが介護事業の将来である。介護企業主の質を高めないと問題は解決しない、逆にそれができれば解決できる。そのため中央官庁が誘導して、実行は企業(介護団体)に任せる。という考えには同感します。わたしはお二人の主張は実に有意義だと思います。目を開かされるところも多いです。でも、誰が介護の現場で働いている人たちに主張の正しさを見せるのですか。残念ながら、この二人が実際に自分たちの成果を、不信をもっている現場の人の目の前ではっきりと見せ、負担を減らしてみせなければ彼らは納得することはないでしょう。しかも、現場で消耗している人たちには回りを見回す余裕などないでしょう。まだ、本書読んで書評に批判書き込みなどできている人はまだ健闘している人のうちなのでしょう。それ以上に感心したのは、お二人の主張で、フローレンス・ナイチンゲールさんの偉大さがなおさらよくわかったことです。最近の研究で統計学誕生以前の最も偉大な統計学者であり、その成果から彼女の実績がうまれたという評価がされ始めており、わたしも強く同感します。でも、それ以上に彼女の努力と成果がなければ「看護」という分野が、いまでも医師の医業とは別の独立した分野にはなっていなかったであろうことが実感させられました。それは、お二人の「介護」分野が自立できないは介護の世界にナイチンゲールがまだ生まれていないから、という考えに強く同感したからです。
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