リア王 (白水Uブックス (28))
によって ウィリアム・シェイクスピア
4.4 5つ星のうち(7人の読者)
無料ダウンロードリア王 (白水Uブックス (28)) pdf - 内容紹介 【全巻内容】1ヘンリー六世第一部/2ヘンリー六世第二部/3ヘンリー六世第三部/4リチャード三世/5間違いの喜劇/6タイタス・アンドロニカス/7じゃじゃ馬ならし/8ヴェローナの二紳士/9恋の骨折り損/10ロミオとジュリエット/11リチャード二世/12夏の夜の夢/13ジョン王/14ヴェニスの商人/15ヘンリー四世第一部/16ヘンリー四世第二部/17から騒ぎ/18ウィンザーの陽気な女房たち/19ヘンリー五世/20ジュリアス・シーザー/21お気に召すまま/22十二夜/23ハムレット/24トロイラスとクレシダ/25終わりよければすべてよし/26尺には尺を/27オセロー/28リア王/29マクベス/30アントニーとクレオパトラ/31コリオレーナス/32アテネのタイモン/33ペリクリーズ/34シンベリン/35冬物語/36テンペスト/37ヘンリー八世
リア王 (白水Uブックス (28))の詳細
本のタイトル : リア王 (白水Uブックス (28))
作者 : ウィリアム・シェイクスピア
ISBN-10 : 4560070288
発売日 : 1983/10/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : リア王-白水uブックス-28.pdf
ファイルサイズ : 20.76 (現在のサーバー速度は29.07 Mbpsです
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王位を離れるにあたり、3人の娘たちにそれぞれ王国を分割譲渡することを決めたリア王。長女と次女は言葉巧みに父王の機嫌を損ねることなく領土を受けつぐことに成功するが、三女コーディーリアだけは心を包み隠すことなく父に告げたばかりに相続権をはく奪されてしまう。しかし、父王の身を真に案じていたのはこの三女であった…。今年2014年はシェイクスピア生誕450周年という記念の年にあたるそうです。そんなわけで今年は機会がある限り沙翁の戯曲を読んだり、舞台を観劇したりしてみようと思い、まずは四大悲劇のひとつといわれる『リア王』を手にした次第です。物語はなんとも不条理に満ちた悲しい展開を見せます。リアの悲劇と並走してグロスターの災禍が描かれますが、血を分けた親子の間に生まれる猜疑と怨恨がどちらも極限まで推し進めた形で差し出され、読者=観客の心を切り裂いていくのです。リア王はある意味、裸の王様です。そしてずばりその事実を面と向かって王に指摘する道化の存在が際立ちます。そしてやがて見えてくるのは、道化はリア王の分身ではないかということ。リアという一人の個の身中で自我が分裂しているととらえることができるでしょう。であるならば、王と道化が二人で一人ということを知ることで観客は、自らに立ちかえってその心の内を静かに見つめ直す契機を得られるともいえます。観客自身に内省を促す舞台。それが『リア王』の真髄であるように思えてなりません。
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